一人暮らしの独身女性の場合、購入するならマンションで検討している人が多いのではないでしょうか。
私も30歳でマンションを購入し、15年間マンション生活をしていました。
しかしなにかと不満が出てきて一戸建てに住み替えました。
でも、女一人で一軒家ってどうなの?
10年近く経ちますが、快適に暮らせております。
ただ、「なんとなく一戸建て」では失敗する可能性もあるので、気をつけたほうがいいことなどを私の経験を踏まえて紹介します。
マンションから一戸建てに住み替えた理由
生活音の配慮での気疲れ
これが一番大きいです。
当時住んでいたマンションは床が厚くて防音性が高いことが売りでした。
でも上階の生活音がけっこう聞こえます。
普通の足音が響くということはありませんが、「今、何か落としたな」というのはわかる。
で、私が気になるのは上階の生活音ではなく、
自分の出す音。
あ、今の音、下の階に響いたかな?といちいち気にしちゃうのです。
それがかなりストレスでした。
猫を2匹飼っていて、夜中に猫が走り回ることがありました。
一度、下の階から「ドンッ」って何かで叩かれたんですよね。それ以来もうビクビクで、ストレスマックス。
修繕費や管理費への不満
うちは低層階だったのでエレベーターほとんど使ってませんでした。
それなのに管理費の中にはエレベーターの保守費が含まれるんですよね。
駐車場も使ってない。
もちろん駐車場代は取られないけれど、駐車場のロードヒーティングの電気代や修繕費用は管理費に含まれる。
なんか納得いかない。
大規模修繕とかも住民の多数決で時期を決めたりするのもストレスでした。
反対するのも疲れるから多数意見に乗っかるけど、本当は反対なのにってこともしばしばありました。
ペット可の物件が少ない
どちらしても住み替えが必要だったので、最初はまたマンションを購入しようと考えていました。
でも、ペット可のマンションって少ないんですよね。
ペット可だとしても築年数が古かったり、間取りが希望通りじゃなかったり…。
ペット可を条件に含むと、それ以外で希望にマッチした物件がほぼない。
それにまた下の階に気を使って暮らすことになるのなら、いっそのこと一軒家に住み替えようと思ったのでした。
注文住宅で建てた理由
中古の一軒家でも良かったんですが、次のような理由から注文住宅で新築することにしました。
一人サイズの一軒家が売りに出ていない
そもそも小さなサイズの一軒家が少ない。
まあ、当たり前ですよね。
最近は一人暮らし用に家を建てる人も増えてきましたが、中古物件ではほとんどない。
あったとしても古すぎて建て替えが必要では?って物件ばかり。
快適な生活動線を実現したい
マンションの生活動線にも細かい不満がありました。
それと、マンションにありがちなピカピカしたキッチンとか、妙にゴージャスな設備とかがあまり好きじゃない。
木のぬくもりを生かしたような、ちょっと味のあるインテリアが好き。
そんな理由から注文住宅を新築したい希望がむくむくと湧いてきました。
ペットが快適に暮らせる家にしたい
何よりこれが一番大事!
ずっと猫と暮らしてきた私にとって、猫のいない生活は考えられない。
一戸建てを新築したら絶対キャットウォークを作って、猫がのびのび暮らせる家にしたい。
そして欲が出て、ずっと飼いたかった犬も迎えることに。
現在は猫2匹と犬1匹と一緒に楽しく暮らしています。
一戸建てで感じるデメリット
ほぼ不満はなく快適に暮らしていますが、いくつかデメリットもあります。
利便性が悪い
やはりマンションに比べると利便性は劣ります。
潤沢な資金があれば都会の駅チカの土地も購入できるでしょうが、そうはいかない。
やはり郊外の土地に建てることになるので、徒歩圏になんでもあるという条件は諦めることになります。
除雪の問題
北海道札幌市に住む私。この問題からは逃れられない。
大雪が降った日は本当に大変です。
ただ、最近はリモートワークが増えてきたので、早朝から雪かきしなくて済むのはありがたい。
今は車を所有しているので、雪かきする範囲も広いですが、60歳になったら手放す予定。
そしたら自分が歩く道だけ除雪すればいいので、それなら高齢になってもできそう。
町内会の参加
町内会には一応加入しました。
うちの町内会は会費さえ払えば、回覧板をまわすくらいで何もすることはないので楽ちん。
町内の清掃とかも自由参加で、参加しなくても文句を言われることもありません。
ただ、町内会の役員さんから「役員になってくれない?」と声を掛けられています。
今のところ「仕事が忙しくて」で断っていますが、定年退職したら逃げられないのかな。
でもまあ、仕事辞めたら暇だからやってもいいかな。
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女性一人で一戸建てに暮らす注意点
今のところ快適に暮らしているわけですが、気をつけたほうがいいこともあります。
セキュリティー
女性一人ということで、安全対策はしっかりしたいところ。
セコムやアルソックなどのプロに頼むのが一番なのでしょうが予算も結構かかります。
なので、家自体を防犯効果の高いものにするのがおすすめです。
- 掃き出し窓を作らない
- 外からの死角を作らない
- 家の周りに防犯砂利を敷く
この3つが私が実践している防犯対策です。
掃き出し窓は、防犯上というより断熱効果を高めるため作っていません。
外からの死角を作らないため、木を植えたり塀を作ったりしていません。
が、これも予算上の都合(笑)。
お金を使ったのは防犯砂利を敷いたくらいでしょうか。
あとは個人の意識の問題だと思います。
玄関や窓の鍵をしっかり掛けるとか、チャイムが鳴ってもすぐにドアを開けないとか、そういうことが一番大事なんだと私は思います。
無理のない支払い
一人で住むということは、一人で払うということ。
現金一括で払うとか、誰かが出してくれるという人はいいですが、ローンを組んで支払う場合は無理のない支払いを!
自分に何かあると払えなくなりますから。
まあ、自分一人だからどうにでもなるという考え方もありますけどね。
マンションと違うのは、メンテナンス費用を考えておく必要があります。
ただ、最近の住宅は性能が良いので、工務店さんの勧められるままに修繕しなくても大丈夫とも聞きました。
でもうちもそろそろ10年経つので、屋根と外壁の修繕はやる予定。
70万円くらいかかるみたいです。
一戸建ての一人暮らしまとめ
- 上下階の生活音を気にせず快適に暮らせる
- ペットとのびのび暮らしたい人には特におすすめ
- 利便性を重視する人はマンションのほうがいいかも
- 町内会などの多少の煩わしさはあるけど、さほど気にならない
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