どうしてそんなルールになったのか謎っていう、学校や会社や社会のあちこちに存在する「謎ルール」がネットやテレビなどで話題になっています。先日NHKの「あさイチ」でも取り上げられていましたが、その謎ルールの根底にあるのは女性蔑視では?というものがいくつもあり、日本のジェンダーレスにはまだまだ時間がかかりそうだなと感じたのでした。
あさイチで紹介された謎ルール
番組のテーマとして取り上げられていた「謎ルール」と、視聴者からメールなどで送られた「謎ルール」の中から、「はあ?バッカじゃないの」と言いたくなったものを紹介します。
男性社員しか使わない休憩室を女性社員が掃除する職場
平成初期はこういう会社多かったですよね。お茶くみやデスクの上の灰皿(当時は仕事しながら喫煙するのが当たり前だった)を片付けるのは女性社員の仕事っていう会社。しかし令和になってもまだこんな職場が存在するとは…。こんな時代錯誤な会社、そろそろ時代に取り残されてつぶれると思うんだけど。
トイレの便座はつねに上げておかなければならない職場
男性がするときに上げるのが面倒だからという理由らしいです。うっかり上げるのを忘れると注意されるとか。ありえない…ありえなすぎる…。だいたい男性だって「大」のときは座るわけなんだから、普通に考えたら便座をおろしているのがデフォルトじゃんね。職場だから「大」はしないからってこと?いやいやいや、そうだとしてもありえない。てゆーか、男性社員とトイレが一緒の会社やだなー。古い建物だったりするといまだにあるのかな。
家の中でオナラをしていいのは男性のみ(女性は外でする)
これは職場ではなく一般家庭の話。なので他人がどうこう言う話じゃないんですけど、番組にメッセージを送ってきた女性はそのことに不満を感じているようなので、それなら変えればいいじゃない?って思った私。きっとそういうことを聞き入れてくれない家族(旦那と息子)なんでしょうね。その家庭のことはどうでもいいけど、こんな家で育った息子が社会に出てくると思ったらゾッとするわ。
始業時間の30分以上前に来て作業する給料の出ない前残業
番組では、以前はそうだったけど今は業務改善して始業少し前に出勤してますっていう医療現場を取り上げていましたが、こういう職場ってけっこう多いんですよね。百歩譲って正社員ならまだしも、時給で働くパートの仕事でもあるんですよ。少ない時給で短い時間や日数で勤務しているのに、業務開始の30分以上前に出勤必須だなんてありえないですよね。
子どもの持ち物は手作りじゃなければいけない
私は子どもがいないので実感としてはわからないのですが、こういう保育園や幼稚園って多いみたいですね。保育園に理由を取材してみたら「手作りは子どもへの愛情だから」という回答だったそうです。私は子どもを育てたことないので偉そうなこと言えないですが、こういうなんとか神話みたいなのに辟易とします。子育てに限らず日本人って、結果を出した人より、苦労した人を評価する風潮ありますよね。なんでも効率良くこなせる私としてはとっても迷惑。仕事なんて結果でしょ結果!楽して100点取った人より、頑張って50点の人をかわいがる風潮マジでやめてほしい。あ、話がそれましたね。すみません。
根底にある女性蔑視
いろいろなところに存在する謎ルールですが、こと「職場」の謎ルールに関しては、根底に女性蔑視のあるものが多いように思います。雇用機会均等法が施行されて36年経つにも関わらず、職場での女性の地位はまだまだ低い。特に地方に行けば行くほどその傾向は強く根深い。私が勤務している会社も、表向きは男女平等のジェンダーレスだが、男性社員との会話や態度の端々に「どうせ女は」は見え隠れする。「こういうこと言ったら怒られる」という知恵だけはついた人が多いが、根底にある考え方はそう簡単に変わらないですよね。
これからの若い人に期待
紹介したバカみたいな女性蔑視の「謎ルール」って、昭和を生きたアップデートできていないおじさんたちが、古い慣習になんの疑いも持ってないことが大きな要因だと思う。しかし、こういうおじさんたちの考え方を変えるのは難しいと諦めています。なので、これからの未来を生きる人たちにはぜひこの記事で紹介した「謎ルール」をぶち壊して新しい社会を作っていってほしい。特に男の子を育てているお母さん、頼みますね!(他力本願)
まとめ:女性蔑視の謎ルール
- 男性社員しか使わない休憩室を女性社員が掃除する職場
- トイレの便座はつねに上げておかなければならない職場
- 家の中でオナラをしていいのは男性のみ(女性は外でする)
- 始業時間の30分以上前に来て作業する給料の出ない前残業
- 子どもの持ち物は手作りじゃなければいけない
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